甲斐市立 竜王西保育園

職員研修を受けました

2025年12月5日    ブログ

12月4日(木)

にこにこクリニックHIRO歯科の歯科医であり、山梨県口腔保健センター摂食外来担当医でもある、市川寛子先生をお招きし、0,1,2歳の摂食・嚥下について教えて頂きました。

今回の内容は、子どもの発達に大きく関わるとても大切な内容となるため、保育士だけでなく園長始め看護師、栄養士、調理員すべての職員が参加しました。その他、松島さくら保育園の栄養士と看護師、園医の畑歯科の歯科衛生士さん2名も参加してくださり、大勢での研修会となりました。

離乳食を進めていく中でのつまづきは何故なのか、味や見た目ではない理由について実践を交えてとても分かりやすく教えてくださいました。

 

 

離乳食を進めていく指標として、月齢が一番はじめに考えられますが、月齢ではなく舌の動きが最も重要なのだそうです。離乳食初期からの舌の動きを実際に教えて頂き、ヨーグルトやバナナのペースト、グラノーラなどを実際に食べてみました。

 

 

また、「コップ飲み」についても教えて頂きました。一口量を覚えないと連続飲みが出来ず、これが出来ないとストローでも飲めないそうです。

普段何気に一口ずつ口にしていますが、実は必ずほぼ同じ量をかじり取り、口にしていることに驚きました。

↓一口含んで出していったお茶↓

 

コップ飲みや手掴み食べを十分にさせていくことはなかなか大変だとは思いますが、それが正しい食べ方の近道となるのだそうです。また、咀嚼が上手に出来ない時には、味付けは戻さず形状を戻していくことも必要だとの事です。

舌の動き、食事の形状、手指の発達、生歯数、自分で5秒間お座りが出来るかなどなど、離乳食を進めていくうえで注視しなくてはならないことを理解することで、そのつまづきを助けていくことが出来るのだと学ぶことが出来ました。


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